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CaramelCafe

読書やゲームなど、読んだり遊んだりしたものの感想を書いたりしています。一番多いのは、日々の出来事かも。


泣き虫弱虫諸葛孔明 第三部

  1. 2012/07/31(火) 15:43:07_
  2. 三国志
  3. _ tb:0
  4. _ comment:0
今回は、赤壁から周瑜が死去し、劉備軍が荊州に陣取る辺りまで。
読書メータのコメントで知ったんですが、5年ぶりの新刊ですか・・・長かった。

普通の三国志小説と全く違う入り方なのに、しっかり心はわしづかみにされてしまいました。
全84巻からなる、三国志のドラマを見たら、作者同様爆笑しそうだわ・・・。
私も、サンゴクシシャンになれる自信はありません。


曹操の元から、五関を突破して劉備の元へ戻る関羽の話は英雄譚として有名ですが、
見方を変えれば職務に忠実な役人を切り捨てく殺人鬼。
・・・目からうろこでした(笑)
作者さんが、三国志のドラマを見た感想の一部なんですが、確かにそうだな~っと。
その様子を見て、ほほを赤らめる曹操は・・・恋は盲目??


そんな調子で始まる、「泣き虫弱虫諸葛孔明」。
孔明の変人っぷりも健在どころか磨きがかかって、周瑜じゃないけど「殺しとけ」って
なりますよ。ほんと。


劉備が孫権を頼って江南へ向かったのは、曹操が勝てば江南を、
孫権が勝てば荊州を奪い取ればいいという、諸葛亮の策だったようです(--;
そのためには、まず、同等の立場での同盟を組むことが必要。
そこに、のこのこ現れた魯粛を捕まえ、まず長坂坡で一緒に逃げて吊り橋効果を狙い、
無事に逃げ終えたことで(劉備軍恒例の)宴会でマブダチにしてしまい、
最後は劉備と諸葛亮が魯粛を洗脳して終わり。

劉表の軍とコンタクトを取りに来たはずの魯粛は、いつの間にやら劉備軍と
同盟を組む約束を取り付けてしまったのでした(--;


そしてもう一つ。
孫権が曹操に降伏してしまったら、同盟を組んだ意味もなくなるし、江南か荊州を
奪う策すら成り立たなくなってしまう。
降伏論を唱える文官たちの中でも、特に厄介なのが張昭。
「合言葉、邪魔者は消したれや!が呉の常識のはず。血気盛んな若い衆を使って、暗殺してしまいましょう」

誰か、諸葛亮を埋めてきて


そんな調子で進んでいく三国志。
周瑜が、諸葛亮に出会ったとたんに「こやつ、殺す」って思うのも、
曹操軍に対する策が浮かばなくても、変態軍師を抹殺する策がすぐに思い浮かぶのも、
きっと仕方ないと思うんだ。
だから、周瑜の最後は、そうとう口惜しかったというのも、すごく伝わってきます・・・。


そういえば、赤壁の戦いにおいて、曹操軍は大量の兵の犠牲を出したものの、
将軍・文官クラスの主要人物たちは誰も亡くなっていない。
ある意味、犠牲はあまりなかったと言えるのかもしれませんね・・・。
得るものもほとんどなかったですが。





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